2月の満月はスノームーン(雪月)と呼ばれています。
- 2024年のスノームーンは2月24日21時30分
- このときの方角は東寄りの真上
1年のうちでは最も寒い時期に見ることができるスノームーンについて調べました。
この記事では、スノームーンのよく見える方角や時間について徹底解説します。
名前の意味や由来など、スノームーンに関する豆知識も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
2024スノームーンの方角や日時は?
2024年のスノームーンが見られるのは
- 方角:東南南の高いところ
- 日時:2月24日21時30分
このスノームーンは、実は2024年の満月の中で一番小さい「マイクロムーン」です。
なぜ満月の大きさが変わるのかというと、月が地球の周りを廻る軌道(通り道)が楕円形をしていることに関係しています。
いつもあなたが夜空を見上げているその場所から月までの距離は、1年のうちで近づいたり遠ざかったりしているのです。
スノームーンの時期は地球から一番離れたところを通っていくため、スーパームーン(大きな満月)に比べると約12%も小さく見えるんですよ!
実際に同じ条件で撮影した満月を比較したXの投稿がありました↓
月は地球の周りを実は楕円に回ってて地球に一番近付く満月(スーパームーン)が昨日今日、逆に2月に地球から最も遠かった満月(マイクロムーン)があったのですが、共に同じ画角で撮影してたので、それを比較すると大きさの違いがはっきり分かるんですよー!
左2月、右昨日 pic.twitter.com/WCrHaWPzGd— のりのすけ (@bouz_bouz14) August 31, 2023
こうやって比べてみるとよくわかりますね。
明るさはさらに違いが大きく、一番大きなスーパームーンよりも30%も少なくなってしまうとのことなので、光るスノームーンの姿ってとっても可憐なのです。
この小ささ、実際にスノームーンを眺めて夜空に感じてみたいですね!
大きく見えるおすすめ時間帯を解説!
小さなスノームーンが一番大きく見えるおすすめの時間帯は、ズバリ21時台!
満月時間は21時30分ですので、その前後の21時台が一番大きく見えるおすすめの時間帯です!
月の動く方向は太陽と同じで、東から上り、南の空をまわって、西に沈みます。
この夜の月は夕方17:13にまん丸で東から昇り、さらに膨らみながら真上(天頂)を通って翌朝6:20に西の空に月の入りを迎えるのです。
そのため一晩中満月を楽しむことができますが、21時台には夜空のほぼ真上から少し東寄りの空にこの夜一番大きな満月を楽しみましょう。
冬の満月を楽しむための必需品は何?
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冬の天体観測の服装必需品
- ニット帽
- マフラー
- 手袋
- 日中よりも暖かめの防寒用上着
- ボアのブーツなど
- 使い捨てカイロ
寒い冬って他の季節よりも月や星がキラキラと輝いて見えますよね!
お出かけしてゆっくり夜空を見たいな~という時はもちろんのこと、自宅のベランダからちょっとみたいな~という時もすぐに冷えてしまいますので気を付けてくださいね。
スノームーンの意味や由来は?
スノームーン(2月)の呼び名は、一年で一番寒い雪の季節であることに由来しています。
昔、月の満ち欠けを使った太陰暦で生活していたネイティブアメリカンたちは、移り行く季節を把握するためにそれぞれの月に季節のイベントごとの名前を付けていました。
北半球が冬を迎えるこの2月の寒さはとても厳しかったはずです。
自然の中で暮らしていた彼らにとっては、命に係わる寒さだったはずよね
そんな中でも2月の美しい満月には「スノームーン」と名を付けて、季節の移ろいを楽しんでいたのでしょう。
2月の満月は他にも
- 「ストームムーン(嵐月)」
- 「ハンガームーン(空腹月)」
- 「トラッパーズムーン(わな月)」
とも呼ばれています。
どの呼び名も、寒さ厳しい季節をイメージする呼び名ですね。
スノームーン以外の満月の呼び方は?
スノームーンのように、各月の満月にはそれぞれ呼び名があります。
1月 | ウルフムーン(狼月) |
2月 | スノームーン(雪月) |
3月 | ワームムーン(いもむし月) |
4月 | ピンクムーン(桃色月) |
5月 | フラワームーン(花月) |
6月 | ストロベリームーン(いちご月) |
7月 | バックムーン(雄鹿月) |
8月 | スタジェンムーン(チョウザメ月) |
9月 | ハーベストムーン(収穫月) |
10月 | ハンターズムーン(狩猟月) |
11月 | ビーバームーン(ビーバー月) |
12月 | コールドムーン(寒月) |
ネイティブアメリカンの生活の中から生まれたそれぞれの呼び名を見てみると、ただ1月2月…というよりも季節を感じられます。
自然と共に暮らしてきたネイティブアメリカンたちにとって、季節を巡りながら毎月やってくる満月は自分たちの生活を整える大切なサインだったのでしょうね。
2024スノームーンの方角や日時は?大きく見えるおすすめ時間帯も解説!のまとめ
2月の満月はスノームーン(雪月)とも呼ばれ、寒い季節を彩る呼び名で親しまれてます。
今回のスノームーンは2月24日に満月時間を迎え、一番大きな満月が見られる方角は東南南の高いところ、時間は21時30分です。
満月の明るい光は太陽の光を反射したものですが、日中の強い光とは一味違う静かに見守るような光に感じられますよね。
真冬の夜は空気がとても澄んでいるので、満月の光もいつもよりも真っすぐに感じられます。
どうぞ十分な防寒対策をして、2月のスノームーンを楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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