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公文が合わない?塾講師歴10年の私が実践した伸びなかった子の解決方法を紹介!

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「小学校低学年からずっと公文に行ってるんですけど、成績が全然上がらないんです!」

自宅で個別指導塾をしていると、こんな悩み事を話すお母さんがよくいらっしゃいます。

幼稚園や小学校低学年からの学習のお稽古事としておなじみの公文ですが、実はその学習方法が向いていないお子さんも多いのです。

せっかくお金を使って通うところなのですから、お子さんには何かの成果を付けてあげたいと思うのは当然ですよね。

 

そこで今回は、塾講師歴10年の私が経験してわかった

  • 公文で伸びない子・合わない子の特徴は?
  • 公文では合わないなと思った時の解決方法

についてご紹介していきます。

 

親としては、お子さんが「やっぱり私って勉強できないな」「算数って面白くないな」と感じて学習自体が嫌いになってしまう前に、ちょっと視点を変えてやる気を出してもらえるようにしたいですよね。

ぜひ最後までお読みいただき、お子さんの学習方法の参考にしてくださいね。

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公文で伸びない子の特徴

「公文で伸びなかった」「公文が合わなかった」というお子さんには次の5つの特徴があります。

  1. 自分で解決しようとしない子
  2. もっと進みたいという気持ちが少ない子
  3. 計算問題以外(文章題・図形)に興味がある子
  4. お家で宿題ができない子
  5. もともと塾に行く気のない子

どんなことなのか、ひとつずつ詳しく説明していきますね。

自分で解決できない子

プリントにある例題を見て、自分でやり方を考えて見つけ出すのが公文流。

一つ一つの計算方法をていねいに教えてくれるわけではありません。

そのためわからないことはすぐに「どうして?」って誰かに聞きたいお子さんには向いていないのです。

「どうして?」という疑問から自分自身で工夫して解決方法を見つけ出せることはとても素晴らしく理想的なことです。

ただ実際はそうできるお子さんばかりではありません。

プリントをただ目で見て頭の中で考えるだけでなく、隣で一緒に話しながら耳から聞こえる声や、近くで実際に手を動かして計算が進む様子を動画のように見て理解していくタイプのお子さんは、公文で伸ばすのは難しいといえるでしょう。

もっと進みたいという気持ちが少ない子

公文では、頑張れば頑張るほどどんどん先に進んでいけます。

できるだけ早く先に進め、小学生であっても中学校や高校の問題が解いていけるようになることを目標としているのです。

そのため、公文のやり方が合っているまわりのお友だちや一緒に通っているご兄弟がハイスピードで進んでいく中で競争し合うのが苦手なお子さんにはちょっと居づらい状況になってしまうことがあるようなんです。

たくさんある学校の教科の中で、算数それも計算だけに特化された教室の中ではどうしても得意不得意が大きくクローズアップされてしまいます。

そんな時に「私は学校で習っているここがこのくらいできればうれしい!」って感じてそれ以上をあまり望まないお子さんは、どうしても伸びていないと捉えられてしまいますよね。

期待して通わせている親御さん目線ならなおさらです。

競争して頑張るタイプではないお子さんには、公文では他の子に比べて伸びないのかも?と感じてしまうようです。

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計算問題以外(文章題・図形)に興味がある子

公文の算数は計算問題に特化されていますので、文章題や図形の方が好きなお子さんは公文の計算中心のプリントの中では面白くないと感じてしまうことがあります。

実際の算数(数学)には数字や記号だけの計算問題だけでなく、文章題や図形の問題がたくさん出てきます。

実は、「1000-950=50」を間違えるお子さんでも、

「950円の買い物で1000円出したら、おつりはいくら?」と尋ねると正しくこたえられるお子さんはとても多くいます(笑)

また計算が苦手でも、三角形や平行四辺形といった図形があると瞬時に角度を出すことができる子もいます。

数式をただひたすら解いていくだけのプリントでは実力が発揮されていないのです。

 

お家で宿題ができない子

公文に限ったことではありませんが、通っている教室で勉強できる時間は限られています。

せっかく新しい知識・技法を身につけても、次回通塾するまでに反復練習しないとそのほとんどは忘れてしまうのです。

特に学校の授業と違った単元の勉強を進めている公文では、もしかしたらその問題は家では一度も目にしたりやってみたりする機会はないかもしれません。

通っている期間が長いわりに伸びないというお子さんは、家庭学習ができない子が多いです。

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もともと塾に行く気のない子

よくよくお子さんに聞いてみると、「お母さんに連れてこられるから」とか「行かないとお母さんに怒られるから」といった理由で塾にただ通ってくるお子さんがいます。

お子さんの年齢が低いほど、親御さんのすすめで公文に行き始めていませんか?

また、「まわりのお子さんが〇歳から行っていたから、あわててうちも!」という方もあるのではないでしょか。

どんな塾でも習い事でも当てはまるのですが、お子さん自身が本当にそこに楽しみを見つけ出していないと、いくら教室に行かせていても身については行きません。

お子さんの本当の気持ちがどちらに向いているのか、今一度じっくり観察してみることをおススメします。

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公文で伸びない子の解決方法

公文で伸びなかったからと言って、勉強がこれからもすべて苦手だと決まったわけではありません。

それぞれのお子さんに合わせた勉強方法が見つかれば、どの子にも必ず伸ばせるチャンスがあるのです。

私が実際に塾で子供たちと接してわかった、それぞれのタイプの解決方法をご紹介します!

自分で解決できない子

分からないところを自分で解決できない子には2つの理由があります。

  1. 目の前の課題が難しすぎて一人ではとても取り組めない
  2. いつもまわりに先回りして答えを出してくれる人(親や兄姉)がいるので考えない

目の前の課題が難しすぎて一人ではとても取り組めない場合

公文では「自学自習」という教育方針で、基本的に自分で解決していくことを求められます。

しかしお子さん自身では解決できないのならば、誰かにきちんと習って解決すべきです!

我が家のような個別指導塾では、通常は学校の授業進度にこだわらずお子さんのわかっているところまで学年を遡って(中学生でも小学3年生まで戻った場合もありましたよ)学習しなおして進めていきます。

それでも部分部分に苦手なところが出てきてしまうと、どうしても自分ではそこから進めなくなってしまいます。

公文のように自分で解決するのはとても困難です。

 

私の塾にやってきたお子さんで中学生のだったのですが、整数の一次方程式はすらすらとけるのに分数になると途端にめちゃくちゃになって投げ出してしまう子がいるのです。

いくら例題で方程式の解き方を説明しても、分数の足し算引き算ができない限り先に進めくなってしまうんですね。

こんな場合は、小学生の分数の足し算引き算のやり直しが必要になってきます。

その時も「自分でやり方を確かめてみよう!」と小学生向けのプリントをただやらせるよりも、一度じっくり納得するまで説明をしてあげる方がその後スムーズに進んでいくことが多くあります

もともと自分でも苦手だと感じていた部分なので、丁寧に説明される方が安心感があるんですね。

実際にこの部分を私と一緒に一つずつやってみると、意外にその後のステップでは説明することなく自分でやり切っていくお子さんも何人もいます。

自分の中で「苦手だからやってもムダ」と勝手に思い込んでいただけなので、「次の課題は自分でだってできる!」と意識も知らず知らずのうちに上書きされているのです。

 

こういった方法を試してみたいと思われたら、「自学自習」が基本の公文の教室に任せるよりも個別指導塾や家庭教師などの質問しやすい環境での学習がおすすめです。

まだ小学校低学年などの低年齢のお子さんならば、お家での宿題をお父さんやお母さんが一緒に解き方を考えながら見つけていくことでも試してみることができるでしょう。

いつもまわりに先回りして答えを出してくれる人(親や兄姉)がいる

いつもお子さんの勉強を誰かが一緒にやっていると、自分で考える前に答えを出されてしまってお子さん個人の考えるチャンスが奪われてしまっていることがあります。

先に出された答えについて「どうして?」と疑問を投げかけられるお子さんならばいいのですが、ただ単に「そうかそうか」と進んでしまうタイプのお子さんの場合は要注意です。

 

また「どうして?」と疑問を投げかけられたときに、逆に「こんな簡単なこともできないの?」と言ってしまう親や兄弟もいます。

せっかく質問を投げかけたのにこのように頭から否定されてしまうと、誰だってそれ以上考えるのが嫌になってしまいますよね。

誰かと一緒に勉強することはとても捗るやり方ではありますが、もしこんな心当たりがある方は何気なく交わしている会話を少し見直してみてくださいね。

 

私がいつも塾の子どもたちに声がけする際には、いきなりやり方や解答を説明するのではなく

  • 問題の意味は分かる?
  • 最初になにやったら良さそう?

など、解き方ではなく解くための入り口を確認することから始めていきます。

その言葉がきっかけで、どうしていいのかわからなかった子供自身が一つずつ解き方を整理していけるのですね

先回りして答えを出したいのなら解答を見れば済むことです。

問題から解答までの道すじを見つけることができるようになれば、自然と問題もステップアップしていくことができるんですよ。

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もっと進みたいという気持ちが少ない子・文章題や図形がやりたい子

  • 競争してまでやりたくない・そもそも競争はしたくない
  • 学校の成績を上げていきたい

こんな風に感じているお子さんには、公文よりも一般の学習塾がおすすめです。

「公文の教室でまわりのお友だちよりも先に進みたい!」という競争心が少ない子は、学年にこだわらずにどんどん先に進んでいける公文のやり方では学校の勉強ができるようになったという実感は感じにくくなります。

また計算に特化した公文の算数(数学)では、文章題や図形をやりながら進んでいく学校の授業とはやっていることが違ってしまうため、「計算ができる=算数ができる」という訳にはいかないのです。

  • 一般的に学校の授業について行けている
  • 平均点以上(小学生なら80点以上)はとれている

というお子さんならば、集団塾でも学習を進めることができるでしょう。

もし「授業について行けていないな」「平均点はちょっと難しいな」というお子さんならば、早めに個別指導塾や家庭教師で解決しておくことがおすすめです。

学年が上がり、できないことろを先延ばしにすればするほど追いつくことが難しくなります。

お家で宿題ができない子・もともと塾に行く気のない子

お家で宿題ができない子やもともと塾に行く気のない子の場合は、お家の方の協力が必要になります。

[char no=”1″ char=”女性”]小学校低学年だけでなく中学生であっても、自宅学習ができないお子さんには親御さんの目の届くところで勉強してもらいましょう![/char]

小さいお子さんならば「一緒にやろう!」と声をかけ、「今この時間はお父さんお母さんが僕と一緒にいてくれる!私のことを見ていてくれる!」と感じてもらうことが大切です。

小学校高学年や中学生であっても、「忙しいお父さんお母さんが時間を割いて見守ってくれている」と感じると案外それに応えたいという気持ちが出てきて勉強に対するやる気にもつながっていきます。

学年が上がると一緒に同じ問題は解けないかもしれませんが、隣で静かに座って読書したりなにかご自分の勉強や趣味をしていると、同じ空間で勉強しているのと同じようにお子さんの勉強もはかどってくれることがあります。

私も塾で自習している子の隣で、ただ読書したり編み物したりして座っていることがあります。

誰かが一緒にいる空気感が心地よいお子さんもいるのです。

何かと忙しい親御さんの家庭時間ではありますが、お子さんが近くで勉強してくれる期間は人生の中でほんの数年です。

お子さんが家庭学習の習慣を身につけるまでの間だけでも、一緒に勉強時間を楽しまれてはどうでしょうか。

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公文は伸びない?塾講師歴10年の私が実践した合わない子の解決方法を紹介!のまとめ

「やっててよかった」「公文いくもん」というキャッチコピーで小さいお子さんから通える学習教室としてひろく知られている公文ですが、実際には長く通って学力を伸ばせたお子さんばかりではありません。

自宅の個別指導塾には、「小学校低学年からずっと公文に行ってるんですけど、成績が全然上がらなくてどうしたらいいのでしょうか」と悩み事を打ち明けてくださるお母さんがよくいらっしゃいます。

実際に長く公文に通っていたお子さんたちの中には、

  • 計算はとてもよくできるが、文章題や図形はできない
  • スピード重視で問題をきちんと読めていない

といった問題を抱えている方に何人も出会いました。

最適な勉強方法は、10人いたら10通り、1000人いたら1000通りです。

自分で学習を進める公文では伸びなかったお子さんであっても、

  • 個別指導塾や家庭教師で適切なところから納得するまで何度も一緒にやってもらう
  • 周りのお友達と競争するのではなく、自分のペースで着実に学習していく
  • 興味のある分野から勉強を好きになって、学校の成績につなげていく
  • 公文に限らず、どんな塾であっても家庭で学習できる環境を整える

といったことに重点を置いて、お子さんに最適な勉強の環境を見つけていってくださいね。

 

公文でなくても勉強は「やっててよかった」に間違いありません!

今日はできなかったとしても、明日もできないわけではないのです。

できるようになりたいと思う心がある限り、必ずできるようになります。

まずはお子さんの中にある「できるようになりたい!」という心からしっかり見つけていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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