愛知県名古屋市にある熱田神宮に50代の女性3人で行ってきました。
熱田神宮は日本三種の神器の1つである草薙神剣を祀る神社です。
日本三種の神器(さんしゅのじんぎ)とは、皇位と共に歴代天皇に伝えられる国宝で、「草薙の剣」(くさなぎのつるぎ)、「八咫鏡」(やたのかがみ)、「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)の総称。
草薙神剣は、歴代天皇が皇位の証として継承してきた三種の神器のうちの1つ。
息子にはヤマタノオロチやヤマトタケル伝説に出てくる神の剣だと言うと
ヤマタノオロチ伝説やヤマトタケル伝説に出てくる神の剣だと説明するとわかってくれました。
あとの2つ、八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居に祀られています。
熱田神宮は織田信長が必勝祈願に訪れた場所としても有名です。
初詣の参拝者数は毎年200万人以上!
そんな熱田神宮に行って来た感想や見どころ
おすすめ参拝ルートや滞在時間を紹介します。
熱田神宮に行ってみた感想
ゴールデンウィークも過ぎた5月15日(月)に50代の女性3人で熱田神宮に行ってきました。
お昼前に到着し第二鳥居の間付近にある「きしめん屋」さんで昼食。
その後、ご神木に圧倒されながら第二鳥居を潜り手水舎を使ったころから厳かな雰囲気になってきました。
熱田神宮は全国に8万社以上ある神社の中でも、24社しかない「神宮」の社号を持った格式の高い神社です。
自然と会話も小声になり第三鳥居を抜けて拝殿に到着した頃はまさに神の域に入り込んだような気分に!
荘厳な空気のなか御朱印を頂いたころには心が洗われ爽快な気分になってきます。
「一生に一度は伊勢神宮と熱田神宮には行きたい」と思っていたので、これで願いが叶い友人3人と喜びを分かち合いました。
3人とも帰りの車の中で「来てよかった」「すばらしかった」と興奮がおさまらず、出来ればもう一度行こうと決めたのでした。
熱田神宮の見どころ
熱田神宮の見どころは神明造りの立派な拝殿が一番でしょう。
ただ拝殿に行くまでの第一鳥居と第二鳥居の間付近にある社の近くにある石橋【二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)】を渡った先のご神木大楠も見ごたえがありました。
さらに、メインの本殿の裏にある聖域、心の小径。
こちらは2012年まで神聖な場所として一般の方は立ち入り禁止でした。
しかし、2012年から一般人も入れるようになりました。
熱田大神(草薙神剣)がまつられている本殿には縁結びや開運、病気平癒、長寿、出世のご利益があります。
第二鳥居から第三鳥居までの間には「神話と歴史をたどる熱田神社千九百年の歴史」と書かれたプレートも勉強になりました。
内容は草薙神剣誕生から熱田神宮の歴史、熱田神宮の始まりは113年のことだった等です。
全部で25枚のプレートが飾られていて玉砂利の上を歩きながら足を止めて興味深く読む方が多くいたことが印象的でした。
熱田神宮のおすすめ参拝ルート
熱田神宮のおすすめ参拝ルートをご紹介します。
今回は、到着した時間がお昼前だったため途中でお昼ご飯も食べたので宝物館には行きませんでした。
①スタートは駐車場近くの正門(南門)前の第一鳥居から
↓平日のお昼前ということで参拝者は少な目でした。
戌の日と休日が重なるときなどは混雑が予想されるので平日がおすすめです。
日頃の運動不足のせいか玉砂利の上を歩くのが少し辛かったです。
さて長い参道を歩いて行くと社が見えてきました。
②楠御前社
楠御前社に社殿はありません。
楠(くすのき)が祀られており、楠が御祭神であるとのことです。
御祭神は下記のお二人で国生みの夫婦にして、熱田神宮の御祭神である熱田大神(天照大神)のご両親です。
- 伊弉諾命(いざなぎのみこと)
- 伊邪那岐命(いざなみのみこと)
ご利益は
- 安産
- 縁結び
- 病気平癒
熱田神宮は安産のご利益が有名で安産や縁結び、病気平癒の神様として「子安神」とか「お楠さま」と呼ばれています。
「楠御前社」の参拝方法はこちらです。
小さな鳥居を購入(初穂料:2,000円)
小さな鳥居に自分の名前と干支を記入する。
小鳥居を「楠御前社」に奉納する
「楠御前社」からさらに進むと、色あざやかな朱塗りの社殿が見えてきます。
疫病退散の神様としても知られている素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祀られている「南新宮社(みなみしんぐうしゃ)」です。
こちらのご利益は健康祈願。
そこから少し行った第二鳥居の手前左側に【宮きしめん】というお食事屋さんがあります。
私たちはここで昼食を頂きました。
熱田神宮でお昼ごはん◥█̆̈◤࿉∥
きしめん🤗💖 pic.twitter.com/OVDkgNyY4u— あとり🐉️🌸 (@nicca135) August 18, 2023
↑かまぼこの「宮」がいい味だしてますよね!
【宮きしめん】さんにはきしめん以外にもカレーなどのメニューもありましたよ。
あとは本殿まで休憩なしなのでしっかりと足を休めました。
③二十五丁橋
【宮きしめん】さんを出ると目の前に石橋がありその橋は【二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)】と言います。
板橋が二十五枚あることからそう呼ばれているとのことです。
昔は熱田神宮の周りにお堀があったそう。
昭和の頃、境内の拡張工事にともない橋は解体されたので今あるものは復元された橋です。
↓
④第二鳥居と手水舎
第二鳥居をくぐると厳かな空気が流れてきます。
私たちは熱田神宮の手水舎で手を清めました。
やはり大きな熱田神宮なので大きな手水舎だと感動。
↓
⑤大楠
ようやく樽酒の横にある御神木が見えてきました。
ご神木は高さ約20m、幹周り約7m。
ご神木は全部で7本。
そのご神木は七本楠と呼ばれ弘法大師が手植えされたとのことです。
なんと樹齢千年以上だとか。
↓
⑥信長塀
いよいよ信長塀に到着しました。
信長塀の全長はおよそ200mです。
織田信長は桶狭間の戦いの必勝祈願の為、熱田神宮に訪れたと言われています。
大勝利を収めた織田信長。
その御礼としてこの塀を奉納したそうです。
この信長塀には必勝祈願、勝負運の御利益があるとのこと。
「日本三大土塀」の一つとされています
↓
⑦第三鳥居
第三の鳥居をくぐると本宮に到着。
神の域と言われる厳かな場所なので撮影は禁止になります。
ただ少し離れたところからならOK!です。
参拝が終わると境内にある休憩所で足を休めました。
地図を見ると拝殿の向こう側の本宮には、ご神体である草薙神剣(熱田明神)がまつられていますがご神体は一般公開されていません。
三種の神器は天皇ですら見ることが出来ないと言われています。
↓
⑧授与所
拝殿の右側にある授与所に行きお守りやお札、御朱印を書いていただきました。
↓
⑨こころの小径
本殿の裏側には500m程のこころの小径が続いていました。
一般の人が入ることの出来なかった神聖な場所なので心が引き締まります。
入口は神楽殿東と本宮西の二通り
拝観料は無料です。
ただ拝観の時間は9:00~16:00なので気を付けて下さい。
こころの小径には、龍神社、土用殿、御田神社、清水社、一之御前神社と五つの社があり、私たちは神楽殿東から入って一之御前神社を目指しました。
↓
⑩一之御前神社
こちらは別宮 八剣宮です。
南門の近くにある別宮。
別宮とは、本宮に準ずる格式の高いお宮です。
↓
⑪清水社
清水社は眼病平癒、美肌のご利益があるとされて人気があります。
混雑すると聞いていましたがとても空いていました。
⑪南門まで戻り終了
お疲れ様でした。
私たちは南門の駐車場に車を停めたので南門まで戻り帰路に着きました。
熱田神宮の滞在時間
今回の熱田神宮の見学に要した時間は2時間30分でした。
昼食に30分境内での休憩に30分も込みの滞在時間となっています。
熱田神宮はとても広大なので歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
そして炎天下や真冬の参拝はおすすめできません。
万歩計を付けていたとしたら1万歩以上歩いていたかもしれません。
ただ今回私たちは文化館(宝物館)には行きませんでした。
宝物館は、皇室や将軍、藩主などから寄進された資料約6000点を収蔵されているので次回は行きたいと思っています。
なかでも古神宝、刀剣、和鏡、神楽面、古文書などは貴重なものが多く、国宝、重要文化財、愛知県文化財になったものは178点もあるそうです。
熱田神宮のアクセスや駐車場
熱田神宮へのアクセスや駐車場情報をご紹介しましょう。
アクセス
まずは電車の場合です。
正門(南門)への最寄り駅はこちらです。
地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町」駅下車。
1番出口または2番出口より徒歩7分
西門への最寄り駅はこちらになります。
地下鉄名城線「熱田神宮西」駅で下車して2番出口より徒歩7分で西門に到着します。
東門への最寄り駅はこちらです。
- 名鉄名古屋本線「神宮前」駅で下車して徒歩で3分。
- JR線東海道本線「熱田」駅で下車して徒歩で8分。
車でのアクセスは高速道路の出口が異なるためこちらを参考にして下さい。
熱田神宮ホームページ
熱田神宮の駐車場
熱田神宮の駐車場は全部で3か所あります。
閉門時間は17時。
駐車料金は3カ所とも無料です。
- 南門駐車場
収容台数:普通車60台 - 西門駐車場
収容台数:普通車40台 - 東門駐車場
収容台数:普通車300台
今回私たちは正門である南門近くに車を停めたので本殿までとても遠かったです。
正門からの参拝にこだわりのない方には東門駐車場からなら本殿に近いのでおすすめです。
土日祝、長期の休暇は駐車場が午前10時ごろから混雑するのでお早めに。
年末年始12/31夜~1/5は全ての駐車場が利用できません。
まとめ
今回は2023年5月15日(月)熱田神宮に50代の女性3人で行って来た感想をご紹介しました。
熱田神宮は日本三種の神器の1つである草薙神剣を祀る神社。
熱田神宮のおすすめ参拝ルートについても詳しく解説しましたので是非参考にして下さい。
広大な熱田神宮は日頃運動不足の50代女性にとってはちょっと辛かったです。
いつもウォーキングをしている友人は余裕を持って拝観していました。
もうちょっと足腰を鍛えてリベンジしたいと思っています
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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