10月の満月は「ハンターズムーン」と呼ばれていますが、次のハンターズムーンは何と部分月食なのです!
月が地球の影に隠れて見えなくなる月食は、2023年はこのハンターズムーンだけです。
そこで今回は、2023年10月ハンターズムーンの
- 方角はどっち?
- 部分月食が見られる時間はいつ?
を、徹底的に調べてみました。
ハンターズムーンの名前は、誰が付けてどんな意味や由来があるのかも詳しく説明していきます。
日にちや時間、方角を確かめて10月の満月「ハンターズムーン」の部分月食をたっぷりと楽しみませんか?
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
ハンターズムーン2023の部分月食の方角は?
今回のハンターズムーンの部分月食が見られる方角は、西の低い空です!
月の動きは太陽と同じで、東から上り、南の空をまわって、西に沈みます。
今回の月食は月が沈む直前の西の空で起こりますので、いつも夕焼けが見えている方角で部分月食していく月を見ることができます。
[char no=”1″ char=”女性”]夕焼けがよく見える所を目安にすると探しやすいですね。[/char]
ハンターズムーン2023部分月食の時間は?
2023年10月29日のハンターズムーンの満月時間は、朝5時23分です!
今回の部分月食は10月29日の明け方に起こり、その始まりから終わりまでをほぼ日本全国で見られるんですよ!
それに、小笠原諸島などでは月がかけたまま沈む「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」が観測できるとのことです。
前夜10月28日16:28にのぼった月は、翌朝6:05に沈みます(東京の場合)。
一番大きくなる満月時間が朝5時23分ですので、この前後が部分月食の時間帯となるんですよ。
[char no=”1″ char=”女性”]今回の月食は最大でも月の12.8パーセントまでしか地球の影に隠れませんが、朝日が昇る直前の月食は早起きのごほうびになりそうですね![/char]
部分月食はどうやって起こるの?
月食の起こる仕組みをわかりやすく書いているX(旧ツイッター)画像です↓
【月食のしくみ】
月食は月が地球の影に隠されることで生じる現象です。月は地球の周りをおよそ1ヶ月かけて周っています。月が太陽と反対側に来て、太陽-地球-月と並んだときが満月です。この時、月がちょうど地球の影に入ると月食となります。そのため月食は、必ず満月の日に起きます。(江越) pic.twitter.com/kmAaD7BlLA— 学芸員@大阪市立科学館 (@gakugei_osm) May 20, 2021
月の輝きは自分自身が輝いているのではなく、太陽の光が反射して光っています。
「地球を挟んで月と太陽が並ぶことから、地球の影が月にあたってしまい満月を輝かせることができなくなる。」
これが月食の起こる仕組みです。
[char no=”1″ char=”女性”]今回は月が沈みそうな西の低いところで月食が起こりますので、月を見ている私の背中側に太陽がまさに今登ろうと待っているわけですね![/char]
そして、西の空にまん丸のハンターズムーンが沈んでいくのを見送ると、そのすぐ後には東の空に朝日が…なんて月と太陽の入れ替わる姿を見られるのではないでしょうか。
ハンターズムーンの意味や由来は?
ハンターズムーン(10月)の呼び名は、ネイティブアメリカンが狩猟を始める季節を表したことに由来しています。
ネイティブアメリカンたちは、移り行く季節を把握するためにそれぞれの月に季節のイベントごとの名前を付けていました。
穀物の収穫を終え秋が深まってくるこの季節は、冬の備えを始める頃です。
動物たちが冬眠などで動かなくなる前に、狩猟を本格的に進めないといけない時期ですよね。
そのため10月の満月をハンターズムーン(狩猟月)と呼んで、冬を迎えるためにも狩猟を進める合図にしていたのでしょう。
また、真っ暗な夜の狩猟では満月の明るさがとても頼りに違いありませんから、狩りを助けてくれる満月に対しての感謝の意味もあったのではないでしょうか。
10月の満月は、他にも「トラベルムーン(旅行月)」・「ダイインググラスムーン(枯れ草月)」とも呼ばれています。
[char no=”1″ char=”女性”]「トラベルムーン(旅行月)」って日本の「行楽の秋」のようで、なんだか親しみがわきますね。[/char]
ハンターズムーン(10月)以外の満月の呼び方は?
ハンターズムーンのように、各月の満月にはそれぞれ呼び名があります。
1月 | ウルフムーン(狼月) |
2月 | スノームーン(雪月) |
3月 | ワームムーン(いもむし月) |
4月 | ピンクムーン(桃色月) |
5月 | フラワームーン(花月) |
6月 | ストロベリームーン(いちご月) |
7月 | バックムーン(雄鹿月) |
8月 | スタジェンムーン(チョウザメ月) |
9月 | ハーベストムーン(収穫月) |
10月 | ハンターズムーン(狩猟月) |
11月 | ビーバームーン(ビーバー月) |
12月 | コールドムーン(寒月) |
ネイティブアメリカンの生活の中から生まれたそれぞれの呼び名を見てみると、ただ1月2月…というよりも季節を感じられます。
自然と共に暮らしてきたネイティブアメリカンたちにとって、季節を巡りながら毎月やってくる満月は自分たちの生活を整える大切なサインだったのでしょうね。
ハンターズムーン2023は部分月食!時間や方角・名前の由来も徹底解説!のまとめ
2023年のハンターズムーンは、今年ただ1回の月食にあたります。
時間も真っ暗な深夜ではなく、もうあと少しで夜が明ける明け方5時前後ということで早起きして観測することもできます。
2023ハンターズムーンで起こる部分月食について調べてみたところ、
- 2023年10月29日(日)4:34~5:36にかけて部分月食が起こる
- これは月が沈む直前の時間帯なので、方角は西である
- 今回の部分月食は、日本全国で見ることができる
- 10月の満月の呼び名ハンターズムーンとは、ネイティブアメリカンが狩猟を始める季節を表している
- 他にも「トラベルムーン(旅行月)」「ダイインググラスムーン(枯れ草月)」とも呼ばれている
- いずれも季節に根付いた呼び名である
10月下旬の気候は昼と夜の寒暖差が大きくなってきていますので、明け方の月を見るときには服装にも気を付けてお楽しみください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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