【2024しぶんぎ座流星群】滋賀でよく見える方角は？ピーク時間や穴場観測スポットも紹介！

しぶんぎ座流星群は年が明けて最初に見ることのできる流星群です。

三大流星群（ペルセウス座流星群・ふたご座流星群・しぶんぎ座流星群）の一つで、今回もたくさんの流星が見られることが予想されています。

新年の願いを流れ星にも託してみませんか？

そこで今回は、2024年のしぶんぎ座流星群について

• 滋賀でよく見える方角や時間は？
• 滋賀の穴場観測スポットはどこ？
• しぶんぎ座流星群の生まれるしくみは？

について調べてみました。

 

自然豊かな滋賀ですが、いざ流星群を見てみようと夜空を見上げても簡単には見つかりませんよね。

流星群を見られるポイントをまとめていますので、ぜひ最後までお読みいただきしぶんぎ座流星群観測のヒントにしていただけたらと思います。

しぶんぎ座流星群2024が滋賀でよく見える方角や月との位置関係は？

2024年にしぶんぎ座流星群が滋賀でよく見える方角は、西北西です！

1月4日午前0時ごろの放射点（流星が流れ出す元）の方角は北東（北斗七星の近く）ですが、流星はここを出発点として夜空全体に現れますので、月明かりの少ない方角を広く見渡すことが流星たくさん見つけるコツです。

流星を探す時に気を付けたいことは、月のある近くは明るくて見ずらいので避けること！

• もしも月が東の方向にあるのならば西を探す
• 西に月があれば東の空を探す

という具合に月の反対側の空を探しましょう。

4日深夜1時～5時に月がある方角は東南東～南東ですので、この反対側の西北西～北西が流星を見つけやすい方角です。

「方角がよくわからないな？」という時は、今見えている月を背中側にして夜空を見上げてください。

それが、一番月の影響を受けない方角ということです。

しぶんぎ座流星群2024が滋賀でよく見える時間は？

2024年にしぶんぎ座流星群が滋賀でよく見える時間は、

しぶんぎ座流星群の活動が最大になる「極大時刻は4日18時ごろ」とされていますので、その前後の時間帯が一番星が流れるピーク時間になります。

2024年の日本では、ピーク時間の放射点（流星の流れる元の地点）がとても低い（地平線に近いか地平線の下）なので観測に向かない時間帯です。

流星群は放射点が高く（天頂に近づく）なる頃が一番観測しやすい時間帯になりますので、実際によく見える時間帯はピーク時間よりも遅い「4日の深夜から5日の明け方」がおすすめです。

2024年のしぶんぎ座流星群では、１時間当たりおよそ10個の流れ星が予想されています。

新年の願い事をぜひ流れ星にお願いしちゃいましょう！

 

気になるのは当日のお天気ですよね。

こちらのお天気情報で1月4日から5日までのお天気を確かめてみましょう↓

1月は１年の中でも寒さがとても厳しくなる季節です。

特に深夜ともなれば、かなり気温が低くなることが予想されています。

右上の黄色い〇印をクリックすると当日の気温の目安もわかりますので、夜空の観測時には

• インナーダウンと分厚くとても暖かい上着の重ね着
• 帽子・手袋・マフラーストール
• 使い捨てカイロなど

をご用意して防寒にも最大の準備をしてくださいね。

 

 

しぶんぎ座流星群2024が滋賀でよく見える穴場観測スポットはここ！

しぶんぎ座流星群を観測するには、街灯などの人工の明かりがなく広く夜空が見渡せる開けた場所がおすすめです。

滋賀でよく見える穴場観測スポットをご紹介します！

白髭神社：高島市

高島市の白髭神社は琵琶湖の西側の真ん中あたりにあり、滋賀県のちょうど真ん中に位置します。

大鳥居が琵琶湖の湖面から立っている姿より「近江の厳島神社」とも呼ばれ、滋賀県ならではの観測スポットです！

こんなに幻想的な世界が広がっているんですよ↓

本日はペルセウス座流星群の極大日。尾の長い大きな流星が狙い通りの位置に来てくれました。滋賀県高島市白鬚神社より。#ペルセウス座流星群 #流星 #琵琶湖 #高島 #滋賀 #白鬚神社 pic.twitter.com/MSQLrlP4LC

— 別所隆弘 Takahiro Bessho (@TakahiroBessho) August 12, 2016

湖の上は地上の街灯りに邪魔されることなく流星を探すことができますので、天体観測初心者にもおすすめです。

マップはこちら↓

車なら

車ならば大津市から３０分、草津市からも１時間ほどで行けますので、アクセスも心配ありません。

パワースポットとしても有名な場所ですので、ぜひ流れ星に願い事をしてみませんか？

琵琶湖畔（湖岸緑地柳川）：彦根市

白髭神社とは琵琶湖を挟んで反対側の彦根市からも、しぶんぎ座流星群をきれいに見ることができます。

しぶんぎ座流星群には決まった方角はありませんので琵琶湖のどちら側でも同じように楽しめるんですよ↓

#ペルセウス座流星群

天気予報は良くありませんでしたが、気象庁の赤外画像では西が晴れていたので出掛けてきました。
途中、関ヶ原付近は豪雨。その先は一気に天候が回復し、満月下でしたが流星群を観ることができました。

20220812深夜　滋賀県彦根市の琵琶湖畔にて pic.twitter.com/9eDFB6Is49

— つげ＠天体スケッチ 🔭 (@eiZge) August 13, 2022

海のように大きな琵琶湖上なら全方角を広く見渡せるので、しぶんぎ座流星群をじっくりと探すことができますね。

マップはこちら↓

琵琶湖周辺には、こちらの他にも湖岸緑地公園がたくさん作られています。

その中でもこの柳川は夕日の絶景スポットでもありますので、夕日を楽しんだ後暗くなるのを待って流星群を探すのもいいですね。

蔵王ダム：蒲生郡日野町

農業用水のために作られた蔵王ダムは、とても静かな山の中にあり滋賀の天体観測おすすめスポットの一つです。

鑑賞ポイントはダム近くにあるトンネル付近の駐車場です！

満点の星空を楽しめますよ↓

曇りやけど流星群を撮りに
滋賀県の蔵王ダムに行ってみた
少し光害はあるものの
都会では見れない星空
ちょい薄いけど天の川撮れた✨#蔵王ダム#天の川 pic.twitter.com/GHstSUOXbJ

— TossyStyle (@TossyStyle66) July 31, 2022

マップはこちら↓

ダムの水面に星空が鏡のように映る姿を見ることもできるんですよ！

気になる街灯りですが、夜10時を過ぎると消されて暗くなってくるとの口コミ情報もありました。

しぶんぎ座流星群とは？

しぶんぎ座流星群とは、毎年1月上旬に活動する流星群の名前です。

しぶんぎ座のあった方角に流れ星が飛び出す中心（放射点）があるため、「しぶんぎ座流星群」と呼ばれています。

流星の流れる様子の動画をX（旧ツイッター）から見つけました↓

流星が地球の大気圏に突入した際に粉砕され、煙のようになった様子をとらえた動画。米国ラスベガス市近郊の砂漠でしぶんぎ座流星群が見られた際のもの。タイムラプス動画でかなりの早送り。実際には煙のようなパターンが1時間近く観察されたとのこと。 via @vegasphotograph pic.twitter.com/DPjWnQqQ7l

— Oguchi T／小口 高 (@ogugeo) July 11, 2024

途中で星がシュッ！と流れるところがよくわかりますよね。

彗星の通り道（軌道）と地球の軌道が交差すると、彗星の作ったチリの中を地球が通ることとなって流星が生まれます。

彗星も地球も決まった軌道を通っていますので、毎年同じ時期に流星群を見ることができるのですね。

【流星群のしくみ】彗星が通り道にまき散らした塵の帯に地球が突っ込みます。毎年同じ時期に帯を横切るので流星群が予想できるのです。今夜あたりからペルセウス座流星群が見やすくなり、12-13日にピークを迎えます。 pic.twitter.com/QPRPAQi4

— KAGAYA (@KAGAYA_11949) August 10, 2012

 

しぶんぎ座流星群を見つけやすくするポイントは？

しぶんぎ座流星群を見つけやすくするポイントは4つ！

くわしく見ていきましょう。

極大時刻の前後

極大（きょくだい）とは、流星群が一番活発な時期のことをこう呼びます。

流星群の活動は突然最大にパッと起こるのではなく、徐々に活発になっていき、最大の極大時刻を過ぎるとまた徐々に静かになっていきます。

その中で一番流星が見られるのは、やはり極大時刻の前後だということなのですね。

放射点が高い

放射点とは、流星群の飛び出してくる元の位置のことです。

流星は、夜空のある1点から放射線状に飛び出してくるように見えます。

この位置が低い（地平線に近い）と、流星が飛び出してきても半分は地平線の下に隠れてしまい夜空に見ることができません。

そのため、放射点が高い（天頂に近い）流星群の方が流星をたくさん見られる確率が上がるのですね。

月明かりがない

流星の光は、月の光に比べてとても小さい輝きです。

そのため月が明るく輝くときはその明るさに負けてしまい、流星の光を見つけることがむつかしくなってしまいます。

月齢（月の明るさ）が15（満月）に近いころは、夜空全体がとても明るくなっていますよね。

ですから、月が昇らない時間帯や、新月や三日月などの月があまり明るくない夜がねらい時ということなのです。

人工の明かりが少なく空が広く見渡せる場所

月の明かりと同じように、街灯や街の電気の明るさは流星の光の邪魔になります。

流星群の観測には、山や森など人口の明かりが少ない場所がおすすめです。

また、流星群はある一か所だけで見られるものではなく広い空に飛び散った光を探すものですので、できるだけ広く空が見渡せる場所がたくさんの流星を見られる場所となります。

【2024しぶんぎ座流星群】滋賀でよく見える方角は？ピーク時間や穴場観測スポットも紹介！のまとめ

寒い冬は空気が澄んでいるので、流れ星を探すのに絶好の季節です。

毎年多くの流星が見られる「しぶんぎ座流星群」は三大流星群の一つでもあり、「流れ星に願い事をしなくっちゃ！」と夜空を眺めていた子供のころを思い出させてくれる大切なイベントです。

滋賀での「しぶんぎ座流星群」の観測についての調査をまとめました。

流星群は、彗星の出した宇宙のチリと地球の大気がぶつかった時の燃えた光が流れ星となってたくさん見えている現象です。

１年に何度か見られる流星群ですが、1月はとても空気が澄んで星の光がキラキラと見えてきます。

そんな絶好の天体観測のチャンスであるしぶんぎ座流星群に、子供のころのお願い事をまたしてみたくなりました。

あなたもぜひそんな子供心を思い出して、夜空を見上げてみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。